イタリアと言えばピッツァ、ピッツァと言えばナポリですが、旅の予定もあり、ナポリには行けないけど、ナポリピッツァをヴェネツィアで食べられるなら食べてみたいという方にヴェネツィア在住7年の私がおすすめのナポリピッツァのレストランを紹介します。
目次
ヴェネツィアでナポリ・ピッツァを唯一食べられるお店は?
ヴェネツィアでナポリのピッツァを探すのには困難です。
というのも街のルール上あのナポリのピッツァを焼く窯が店に入れられないから。
ただ、そんなルールがあるのにもかかわらず、営業できている店があるとかないとか。
これは都市伝説ですね。真相はこれから追及していきます。
ヴェネツィアはピッツァがない
ヴェネツィアで働いてるお店の人に美味しいピッツァ屋を教えてほしいと聞くと、大抵の人がヴェネツィアにはピッツァはないと答えが返ってきます。
なぜ、そんな言い方をするのでしょうか?
彼らに言わせるとピッツァはナポリ界隈にしか存在しないというのです。
そんなことを言われたらナポリに行くことができなければどうしたらいいのでしょうか。
そんな中、ヴェネツィアでも唯一ナポリ出身のピッツァ職人がピッツァを作っているお店があるのでそのお店を紹介したいと思います。
ちなみに、ヴェネツィアにピッツァがない訳ではないし、美味しいピッツァ屋ももちろんたくさんありますが、イタリア人にとってナポリのピッツァは別格で、比べるとヴェネツィアにはピッツァはないと極端な言い方になるのだと思います。
ナポリのピッツァと北イタリアのピッツァの違い
簡単に言うとナポリのピッツァは太くもちっと柔らかいのに対し、ヴェネツィアのピッツァは基本薄くクリスピーなものです。
ずばり、そのピッツァ屋の名前はrossopomodoro ロッソポモドーロ
ロッソポモドーロはヴェネツィア本島に2店舗あります。
ヴェネツィアのサンタルチア駅に1軒、San marcoサンマルコに近いところに2軒目があります。
Fondamenta Santa Lucia, 30121 Venezia VE
営業日 平日9時から14時 土日定休日
Calle Larga S. Marco, 404, 30124 Venezia VE
臨時休業中
注文の仕方
ロッソポモドーロは基本持ち帰りと、店内で食事するかを選べます。テイクアウト専用のミニピッツァも売っていますし、ホールのピッツァも持ち帰りをオーダーできます。
【持ち帰る場合】
ホールのピッツァを頼むにはメニューを見て、ポルターレ・ヴィアと言うと持ち帰りだとわかってくれるのでそこでオーダーをして先に支払いをします。もちろんテイクアウトと英語で言っても通じます。
注文する際に、切り分けておいてほしいとお願いすることもできます。
【店内で食事する場合】
列に並び、順番が来たらウェイターがテーブルに案内してくれます。テーブルに座って食事する場合は、混んでいたら中でだいぶ待つことになるかもしれませんのでご注意を。
大体6時半頃だと外国人環境客が多く比較的すいています。イタリア人は21時くらいからピザを食べに来ます。
ナポリのピッツァと言えばマルゲリータ
ピッツァと言えば、ついハムやサラミがのっているもの、マッシュルームがのってるもの、色々トッピングしているものが美味しそうだなぁと思いますが、シンプルなマルゲリータが一番ナポリピッツァの良さがわかります。
マルゲリータとはナポリピッツァの代表で、トマトソースの上に具材としてモッツァレラチーズとバジルをのせたものです。
ピッツァ以外のメニューの種類
ピッツァだけではなくパスタやデザートもおいていますし美味しいですが、ロッソポモドーロでは断然ピッツァをお勧めします。
ロッソポモドーロにまつわるちょっとしたエピソード
以前、ヴェネツィアでゲストハウスをしていた時、ナポリから来られたお客様がいて、何とそのお客様はナポリから出稼ぎに来ているいとこがロッソポモドーロで働いていて、彼に会いに来たということでした。
そのお客様にヴェネツィアには『美味しいピッツァはないよ』と言ってみたら、『そんなことはないよ。ロッソポモドーロのピッツァは美味しいよ』と教えてくれました。
たまたまそのお客様の誕生日がかさなり、お客様がゲストハウスにロッソポモドーロのマルゲリータを買ってきてくれました。
なんて気前の良い陽気なナポリ人だと思うと同時に、ロッソポモドーロはナポリ人も認めるピッツァ屋なのだなと思いました。
最後に
今回はヴェネツィアでナポリ・ピッツァを唯一食べられるお店を紹介しました。
もしかしたら、他にもあるかもしれませんが、ロッソポモドーロはヴェネツィア一有名です。
もし、ナポリ・ピッツァを食べたいという方がいれば、是非行ってみてください。