もうすぐ春ですね。イタリアでは2月のカーニバルが終われば、パスクワ復活祭のイースターエッグやコロンバというお菓子がスーパーにも並び始めます。
イタリア人にとってパスクワはクリスマスと同様に大切な行事です。
今回はイタリアでも5本の指に入る大きな行事のパスクワについて書いていきたいと思います。
2021年のイタリアのパスクワとは?
パスクワは英語でイースター、日本語で復活祭といいます。
復活祭は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭です。
イエス・キリストの復活を祝い、時間の経過とともに非信者にとっても祝日と休息の日になりました。
パスクワのランチを家族や友人と企画したり小旅行に出かけたりします。
2021年のパスクワはいつ?
2021年のパスクワは4月4日の日曜日、パスクエッタは5日の月曜日です。
パスクワの日は春分の日から数えて最初の満月の次の日曜日にあたります。
パスクエッタとはイースター後の月曜日に付けられた名前で、月曜日の天使とも呼ばれます。
この日、墓に来た女性たちと天使の出会いが記憶されていることからその名前が付けられました。
コロナ渦でのパスクワ
現在イタリアでは規制が色分けされていて赤ゾーン、オレンジゾーン、黄色ゾーンによって異なります。
規制が厳しいので全土で州越えをした旅行は企画できないし、大家族で集まるのは難しいです。
2021年のパスクワは4月3日より3日間、赤ゾーンでレストランも開いてなければテイクアウトを頼むか家で準備するかになります。
ただ、街のニュースではスーツケースをもって北から南へ移動して、警察のコントロールもあまりなく家族に会いに自由に移動しているといううわさも聞きます。
イタリア人にとって家族で集まることが重要なので回りも目をつぶっているのかもしれませんね。
パスクワの色々
卵をペイントします
パスクワ期間中は、ほぼすべてのスーパーマーケットで卵の装飾キットをみつけることができます。それらを沸騰させて、固ゆでにします。
それから、子供たちに飾ることを楽しんでもらいます。
イースターエッグハントを開催します
卵狩りはイースターのハイライトのひとつです。自分で飾ったゆで卵を隠すように子供たちに言うことができます。または、プラスチックの卵にキャンディーを入れて家の周りに隠すこともできます。
イースターブランチをどうぞ
多くの人が午後の早い時間に一緒にレストランに行ったり、家族や友人を伝統的なイースターランチに招待したりします。
イースターサンデーミサへ参加
教会で祝われる午前中に開催されるイースターサンデーミサに参加したりします。
パスクワのお菓子
イースターエッグ
イースターエッグは伝統的なオブジェであり、時間の経過とともにキリスト教の祝日自体のシンボルの1つになりました。
キリスト教では、それは墓からのイエス・キリストの復活を象徴しています。
3月に入ると本格的にスーパーマーケットに陳列されます。
2€~20€以上するものまであります。本格的なチョコレートメーカーのものや有名人のものなど。
チョコレートだけではなく卵の中にはサプライズおもちゃが入っているものもあります。
子供たちはイースターエッグを開けるのを楽しみにしています。
コロンバ
このケーキの起源は多くの伝説に関連しており、そのうちの1つは6世紀の前半にあります。
アルボイーノ王によるパヴィアの包囲中に、同じものが古い商人から平和のしるしとして鳩の形をしたケーキが提供されました。
最近の歴史、そしておそらく最も現実的なものは、20世紀初頭に有名なミラノの会社がパネトーネに似たケーキを作り、イースターメニューを豊かにすることにしました。
今日私たちが知っているコロンバは、砂糖漬けのフルーツとアイシングとアーモンドのカリカリコーティングした柔らかいパン種のケーキです。
同じく3月に入ると本格的にスーパーマーケットに陳列されます。2€~20€以上するものまであります。
まとめ
以上、今回は、イタリアのパスクワについてと2021年のパスクワはどうなるか、パスクワの伝統お菓子について書きました。
イタリア全土で規則を守り、なるべく家族一緒に穏やかなパスクワを迎えられることを願っています。