イタリアの復活祭のお菓子と言えば、コロンバとイースターエッグが有名ですね。
いつものようにネットでニュースを見ているとヴェネトはフガッサを食べなきゃ始まらないという見出しを見つけました。
フガッサてなんだろう。
今年初めて耳にしたフガッサについて少し調べてみようと思いました。
今回はイタリアのヴェネト州で食べられるフガッサについて書いていきたいと思います。
パスクワの時期にヴェネト州で食べられるコロンバに似たフガッサとは!
フガッサとはイタリアのヴェネト州で食べられる昔からある伝統的な焼き菓子です。
ヴェネトのフォカッチャのことで、ヴェネト語でfugàssa、またはfugassìnというそうです。
もともとそれは貧しい人々が食べるものだったらしく、元の生地に、卵、バター、砂糖を加えて混ぜて、薪オーブンで調理したものです。一般的に考えるより砂糖の分量も少なかったといいます。
フガッサの起源については、イースターの際にトレヴィーゾのパン屋が顧客に提供した柔らかくて軽いデザートだったそうです。
昔の言い伝えで、ヴェネトのフガッサは婚約の際に用意され、婚約指輪を中に入れて未来の花嫁の家族に贈られたデザートとともいわれています。
市内一美味しいお菓子屋さんでフガッサを買ってみました
今回はどうしても有名なコロンバではなくヴェネト州で食べられるというフガッサを味わいたいと思い市内のパン屋とお菓子屋に電話をして確認しました。
すると、両方とも置いているということで市内一美味しくて有名なお菓子屋さんへ行くことにしました。
店内に入ると復活祭にむけてイースターエッグやコロンバ等が並んでおりました。
その中でもフガッサが欲しいと伝え用意してもらいました。
11.50€でした。さすが、スーパーに売ってるものより3倍はしましたが是非試したいと思い購入しました。
フガッサに何が入ってるのかを見てみました。
小麦粉、砂糖、乳化剤、塩、脱脂粉乳、グルコース、バター、ビール酵母、ヘーゼルナッツ、アロマ等
フガッサを家の庭で実食!
イタリアのクリスマスに食べるパネットーネ、パンドーロ、復活祭に食べるコロンバと違って、素朴であっさりした甘みのふわふわのケーキでした。
解けるように口に入って重たくなくペロッと全部食べてしまいそうでした。
最後に
以上復活祭にイタリアのヴェネト州で食べられるフガッサについて紹介しました。
有名なパネットーネやパンドーロは好きだけど甘すぎるという方に試していただきたいです。
フガッサはトレビーソが起源だと言われており、ヴェネト州の中でもレシピが違うようなのでこれから色々試したいと思います。