イタリアで暮らしたいけど、どこに住みたいですか。
大都市もいいけど、ほどよい中都市もいいかな、いや田舎がいいかなど悩んじゃいますよね。
私もイタリアのどこで暮らすかというのはずっとテーマでして、実はまだ決めかねています。
現在は彼の住んでいるヴェネト州のスキオというところに住んでいます。
スキオといえば、イギリスのマンチェスターと言われているのでそこまで田舎ではないと思うのですが、中心部より徒歩30分、私にとってはなかなかの田舎です。
今住んでるところは丘の上で、ヴェネツィアではサンマルコ寺院から徒歩3分のところ、ヴェネツィアのど真ん中に7年住んでいました。
そんな私がイタリアの都会と田舎暮らしの良いところ、悪いところについて紹介したいと思います。
イタリア田舎暮らし
田舎といっても、色々あると思いますが、山方面、海方面、北、南でも様子は違ってくると思います。
ちなみに彼の家は北東イタリア、家は丘の上にあり最寄りの駅から徒歩30分超程のところに位置しています。
良いところ
- 自然が沢山で、犬の散歩コースも豊富です。車を10分走らせると山があって軽く登山できますし、川もあって泳げます。
- 家が大きく庭が広いので園芸や家庭菜園、桜の木も植えているので花見もできるし、バーベキューもできるし快適です。
- 周りの騒がしい音が聞こえないのでリラックスできます。
- 物価が断然安いです。
- 駅前にはアフリカ系の人たちが群れていたりしますが、治安は良いようです。夜道は歩けます。(あぜ道など明かりが少なめなので携帯のライト懐中電灯は必要ですが)
- 水が澄んでいます。
- 自然が多いので動物たちが生き生きしています。
- 彼の家は北東ですが、南に関しては、特に人がフレンドリーで距離感が近いような気がします。
- 家が安いです。20,000€くらいの庭、畑付きの物件もあるようです。市内中心のアパートでも50,000€くらいで購入できます。
悪いところ
- 静かで活気があまりないです。近所人とも距離感があります。これは南に行けばそうではない、北でも地域によって異なります。(土地独自の雰囲気があるそうですが、彼の住んでいるところはやや閉鎖的だそうです。彼のママと旦那さんの意見です)
- 駅周辺が物騒でアフリカ系の移民だらけです。
- アジア食品店がないです。これはアジア人にとって厳しいですね。市内の床屋のオーナーが中国人で聞いていると食材等全てスキオから27kmほど行くヴィチェンツァまで買いに行っているそうです。
- ナイトライフ、バー等も少なめです。若い子たちは退屈かもしれませんね。
- 駅がほぼ無人で切符の販売機が一つしかなくいつも並んでいます。田舎の駅は不便なことが多いのでオンラインで買えるのなら買っておくことをお勧めしますね。
- 自然遊び以外はあまり遊ぶところがなく退屈してしまいます。
- 求人が都会に比べると少ないです。
- 丘の上すぎて、インターネットが若干遅いです。何かビデオをアップロードするとかなりスピードが落ちます。
- 街頭が少なく、危険ではないですがあぜ道は真っ暗です。
- 車がないと不便です。車の運転できない彼のママは電動自転車を使っていたそうです。
イタリア都会暮らし
イタリアの都会暮らしと言えば、一番に思い浮かべるのはミラノでしょうか。
ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ等色々ありますね。都会は交通機関も優れていて、何でもあって活気がありますし外国人が住みやすいようになっていると思います。
良いところ
- ヴェネツィアは特殊ではありますが、治安が良いです。低所得者すぎる人は住めないので駅近くの浮浪者もほぼいないです。
- 常に最新のアートと古いアートと共存しています。2年に1度開催されるアートのビエンナーレは世界中の芸術家にとって有名ですね。
- 美しく、活気にあふれています。
- 世界遺産なので常に刺激があります。
- 季節ごとの大きめの最新イベントが年中あります。ヴェネツィアでいうと国際映画祭、ビエンナーレ、カーニバルは有名ですね。
- 外国人も多いので差別をそこまで感じないような気がします。
- アジア食品店があります。
- 最先端のものが手に入ります。ミラノに比べればヴェネツィアは田舎ですが、ミラノに行けばイタリアでの最先端なものは見つけることができるでしょう。
- 仕事の機会、求人等も豊富です。(田舎と比べてどこの国もそうですが)
悪いところ
- 物価が高いです。些細なことですが、バーで頼むカプチーノが立ち飲みで1.5€以上とか。(通常は1.2~1.3€くらい南はもっと安いでしょう)
- 大都市はスリが多いです。アジア人で地元人だと認識されると少なくなりますが、観光地だと狙われます。
- 空気が悪いです。単純に自然、緑の量も少ないので仕方はないですが。
- 緑が少ないです。ないことはないですが田舎に比べるとコンクリート、建物の比率が高いですね。
- 逆に外国人が多くイタリアらしさがかけるところもあるのではないでしょうか。
- 観光客が多すぎて生活に支障をきたすことがあります。水上バスも満員すぎて、次の便に後らされて、集まる時間に遅れてしまったりということがおきます。買い物行くときも観光客の波で路地が歩けないこともあります。
- 家賃が高いです。
まとめ
以上、私の体験談を含めてた田舎暮らしの良いところと、悪いところ、都会暮らしの良いところ、悪いところを紹介しました。
いかがだったでしょうか。あなたは都会派ですか、それとも田舎派ですか。
どちらにも良い点、悪い点がありますね。考え方によっても違います。
もし、あなたがイタリアらしいところでイタリア語を勉強したいという目標があるのなら、大都市よりかは、田舎の方がイタリア語漬けにできるかもしれませんが、出会いもなくイタリア語をうまく使うことができないかもしれません。
今回ヴェネツィアを都会ということで記事を書きましたが、ヴェネツィアは都会ではないという人もいるのでそこはご了承ください。
あと、南と北で意見は分かれると思いますし、一概には言えませんね。
本当に良いところ悪いところが、人が変われば感じ方も変わりますので、あまり鵜呑みせず、イタリア田舎暮らしか都会暮らしか迷っている人の少し参考になれば嬉しいなと思います。
最後まで読んできただきありがとうございました。